100均ダイソーで販売されているスチールラック(スチール棚)は「ジョイントラック」と呼ばれています。
このページでは、基本パーツの種類とサイズ、棚板の作り方や目隠しの方法を紹介します。
ジョイントラックの各パーツとサイズは?
最初に、パーツの種類とサイズを紹介します。
ベーシックポール(各100円、25cm/39cm/47cm)
「25cm」「39cm」「47cm」の3種類があります。

延長ポール(各100円、24cm/38cm/46cm)
ベーシックポールへの連結専用ポールとして「延長ポール」があります。
延長ポールには、「24cm」「38cm」「46cm」の3種類があります。

延長ポールのつなぎ方については後ほど説明します。
通常の棚(各300円、30x15cm/30x30cm/40x25cm/45x20cm/45x25cm)
「30×15cm」「30×30cm」「40×25cm」「45×20cm」「45×25cm」の5種類があります。

なお、45cm×25cmのサイズのものに関しては、棚の目が細かいタイプもあります。

バスケット棚(各300円、40x25x6.5cm/45x25x6.5cm)
バスケットの棚に関しては、「45×25×6.5cm」「40×25×6.5cm」の2種類があります。

固定部品(4個入100円)
固定部品とは、棚をポールに固定するためのパーツです。

キャスター(2個入100円)
キャスターはオプション品です。棚の組み立てに必須ではありません。
「2個組」と「回転式」の2種類があります。


通常は2個入りのキャスターで十分でしょう。
※脚は4つなので、2個 x 2袋が必要です。
基本的な組立(45x25x47cmの2段ラック、1200円+税)
最初に最もシンプルな2段ラックを作ります。
必要なもの(合計1200円+税) |
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・ベーシックポール47cm x 4本(400円) ・棚(もしくはバスケット棚)2個(600円) ・固定部品4個入 x 2袋(200円) |

組み立て方は簡単です。
ポールの任意の場所に固定部品を取り付け、棚(もしくはバスケット棚)と組み合わせるだけです。
うまく溝に入ると、パチッと音がします。

シンプルな2段ラックになりました。
上図のサイズ(外寸)は、横幅が45cmぴったり、奥行きが25cmぴったりです。
バスケット棚の内側サイズ(収納部分)は、横幅が41.8cm、奥行きが21.4cmでした。このサイズ内のものであればバスケットに収めることができます。
延長ポールの使い方(45x25x85cmの4段ラック、2600円+税)
延長ポールを使い、ここでは4段のラックを作ります。
★高さのある棚の場合、市販品の方がポールも太く頑丈です。
必要なもの(合計2600円+税) |
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・ベーシックポール47cm x 4本(400円) ・延長ポール38cm x 4本(400円) ・棚(もしくはバスケット棚)4個(1200円) ・固定部品4個入 x 4袋(400円) ・キャスター2個入x2袋(200円) |
延長ポールの上部と下部は、雄ネジと雌ネジになっています。
実際に、ベーシックポール上部の蓋を外してみましょう。


こんな風に雌ネジになっています。
一方、延長ポールの下部は雄ネジになっています。
そのため、ベーシックポールの雌ネジに延長ポールを差し込み、くるくる回すと連結させることができます。

ベーシックポール47cmと、延長ポール38cmをつなげ、キャスター付きの4段ラックにしてみました。
たまに移動が必要なラックとしては、ちょうどいいサイズです。
高さのあるラックも作れる!
延長ポールはいくつでも継ぎ足すことができるので、最大天井の高さまで伸ばすことができます。

キッチン横の物置きスペースとして、幅45cm x 奥行25cm x 高さ161cmのラックを作ってみました。
47cmのベーシックポールに、38cmの延長ポール3本つなげると、高さ161cmになります。
結束バンドを使えば連結も簡単!
幅のあるラックを作りたい場合もあるでしょう。

結束バンドを使うと、棚を簡単に連結できます。

縦方向でも横方向でも思うがまま。
結束バンドは100均のものでも耐久性があるので大丈夫です。
目隠しを作る簡単な方法は?
続いて、目隠しのアイデアです。

上図は、中身丸見えのBEFORE。

安く簡単に済ませたい場合は、ダイソーの「カーテンワイヤー用強力クリップライナー」(8個入り100円)を使うと便利です。

ジョイントラック上部に引っ掛けて、クリップのようにパチンと留めるだけです。

薄手のバスタオルを使ってみました。
幅や奥行に合わせて端を二つ折りしてクリップで留めれば、簡単にサイズ調整ができます。
上記画像でもバスタオルの端を2つ折りにしていますが、ほとんど分かりませんよね。
目隠し用カーテンを自作する方法は?
もっとおしゃれにしたい場合、カーテン目隠しにするの一案。
最初に突っ張り棒の取り付けです。

こちらは、54cm~90cmまで伸びる「伸縮式つっぱり棒」。ダイソーで1本100円+税です。

このポールの端に、ダイソー「S字フック(小)」を引っ掛けます。S字フック(小)は5個入りで100円+税です。
このS字フックがないと、ポールをラックに固定できません。

ポールの細いところからフックを差し込み、右端に寄せます。

こちらは「ポール用カーテンクリップ」。
これもダイソーのもの(100円+税)です。

カーテンクリップをいくつか入れた後、左端にもS字フックを取り付けます。
これをラックに引っ掛ければカーテンレールの完成。

カーテンに使えそうな生地についても、100均ダイソーで見つけました。
これは、幅85cm×縦40cmです。
生地の端を2つに折り曲げ、カーテンクリップで一緒に留めればOK。

中がごちゃごちゃしていても、カーテンをつければスッキリです。

なお、上記2つのラックは結束バンドで連結させています。
ラック棚板の代わりに100均マットを活用!
ジョイントラックの棚は、細かい物を置きにくいという欠点があります。
そこで棚板を取り付けます。

一番簡単な方法は、ダイソーの「滑り止めマット」を使うことです。
滑り止めマットはもともと45cm幅なので、奥行の長さ25cmのところで切るだけでジャストサイズになります。

マットは網の目になっており、ハサミを使って簡単に真っ直ぐ切ることができます。

あとはポールに合わせて4隅をちょこっと切るだけ。作業開始から数分で完成!
マットを敷くだけでイメージがずいぶん変わりますよね。
ラック棚板を木片で作る方法は?
ダイソーには45cm×25cmの木の板が売られているので、これを利用します。

金やすりを使って四隅(ポール部分)を削るだけでジャストサイズになります。
100均の木片は柔らかいので、簡単に削れます。

完成したものがこちら。

木を棚板にすると、温かみが出ますね。
ニスなどできれいに仕上げるのも良さそうです。